未経験デザイナーがデザインの仕事で収入を得る5つの方法

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未経験デザイナーがデザインの仕事で収入を得る5つの方法

新卒の方や転職してデザイナーになりたいと考える方の中には、デザインの仕事で収入を得る方法が

デザイン会社に就職する

という選択肢しかないと考える人がおりますが、実はデザインで収入を得る手段は他にもたくさんあります。

  1. 会社に所属(制作会社、インハウスデザイナーなど)
  2. 営業をかけて仕事をとる
  3. 賞レースに参加して仕事を呼び込む
  4. 受注型プラットフォームを作る
  5. クラウドソーシングに参加

など、他にもいろいろあるでしょう。

会社に所属する

未経験からデザイン業界に入ろうと考える人が一番最初に思いつくのが会社に所属するという方法ではないでしょうか。

最も安定した収入を得られ、スキルや経験値を積むには適しています。その反面、会社に雇用されているため収入には限りがあり労働時間内は業務をしなければならないという時間的拘束があります。

しかし、会社に所属といってもデザインオフィス、広告代理店、出版社、インハウスデザイナーなど様々な形があり、どこに所属するのに適しているかは千差万別なのでまた別の記事でご説明いたします。

メリット:収入が安定する、個人ではできないような仕事ができる

デメリット:収入に限りがある、時間的拘束がある

営業をかけて仕事をとる

会社に所属せずいきなり自分で営業をかけて仕事をとる、ということも可能です。

自分で営業をかけるということは自分の得意な分野で、自分が決めた料金設定で提案することができます。

しかし、デザイン業務が未経験の人がやるには少々無謀でしょう。自分の武器であるポートフォリオがデザインスキルがそこまで高くない中で作られたものであれば相手にとって魅力あるものとは感じられませんし、仕事のオーダーから納品までのやり取りはある程度の社会経験も必要となります。

営業をかけて仕事をとる、という形をとるのであれば少なくとも1〜3年は会社に所属してデザインと仕事の基礎知識を得てからが良いでしょう。

メリット:相手を選べる、制作料金の設定ができる

デメリット:ある程度の社会経験が必要、営業スキルも必要

賞レースに参加して仕事を呼び込む

グラフィックデザインに限らず、様々なデザインジャンルにおいて賞レースが行われています。

未経験の人が自分の名前を売り込み、自身のブランド価値を高めるためには賞をとることは非常に効果的です。

賞を受賞したりそれによって雑誌やHP、年間などに掲載されるとそれを見た企業などから仕事の問い合わせが来ることがあります。

しかし、ジャンルによっては競争率が高かったり、仮に受賞しても必ず仕事のオーダーに繋がるという保証はありません。あくまでも自分の「経歴」の価値を高めるということに比重があり、仕事に繋げるには営業的な努力も必要です。

メリット:ブランド価値を高める、腕を磨ける

デメリット:競争率が高い、仕事に繋がる保証はない

受注型プラットフォームを作る

これは、オンライン上に自分のHPを立ち上げて仕事を受注するという方法です。

オンライン上からデザインの依頼する数は増えており、デザインから印刷まで一貫してオーダーできるようなサイトは企業の広報担当などにとって重宝する存在といえます。

ただ、受注型プラットフォームを作るにはWEBの知識も必要になります。もちろん外注のWEBデザイナーに発注することもできますが、Google検索の上位に表示されなければ注文もありませんので、SEO的な改善は日々考えることとなります。

受注型プラットフォームの作成するポイントは覚えやすいサイト名(ドメイン名)とページスピードです。オンラインから注文する場合、アクセススピードが遅いとすぐ離脱されてしまうので安定してスピードの早いエックスサーバーにしておけば間違いないでしょう。

メリット:営業せずに受注できる、割と安定している

デメリット:検索上位表示が必須、HPを作る手間がかかる

クラウドソーシングに参加

今は、オンライン上でのクラウドソーシングが当たり前になりましたので、デザイン仕事などの発注が豊富なランサーズクラウドワークスに参加して収益をあげることも可能です。

誰でも参加できるので、もちろん実務未経験のデザイナーや転職してデザイナーを目指す人ももれなく参加できます。

未経験からデザイナーになる最初のステップ」にも記載しましたが、クラウドソーシングへの参加は自分自身のスキルになり、作品も残るので仮にコンペで勝ち残らなくても自分に残るものはたくさんあります

メリット:未経験でも参加できる、スキルと作品が残る

コンペに勝たないと収入にならない、競争率が高い

オンラインは無限の可能性を持っている

先ほど述べた中では

  • 受注型プラットフォームの作成
  • クラウドソーシングに参加

がオンラインからの受注になりますが、この方法以外にも様々な形でデザインから収入を得ることができるでしょう。

イラストやデザイン素材、写真撮影などが得意な方であれば

などに登録・出品すれば、素材が購入されるごとに収益が入ります。そのほか、

などで、デザインについての知見や情報、ノウハウなどを販売することもできます。「デザイン会社に所属する」という方法以外にこんなにも収入を得る方法があるので、仮に本業でなくとも副業としてやっていくこともありかもしれません。

どの形で収入を上げるのが自分に向いているか?

デザインの収入を得る様々な方法がありますが、自分にあったやり方を探す必要があります。

自分にあったやり方は自分の目指す目標でもあります。

  • 組織の中で力が発揮できる、チームでものを作りたい
    • 会社に所属
  • 人とやり取りするのが好き、長い取引をしたい
    • 営業
  • 自分の価値を高めたい
    • 賞レースに参加
  • 新規顧客の開拓、受注の自動化
    • 受注型プラットフォーム
  • 様々な種類の案件をやりたい
    • クラウドソーシングに参加

など、将来的に自分がどう行った形で仕事をしていきたいかによってそれぞれの方法に一長一短があります。

闇雲にあれもこれもと手を出すのではなく、まずは自分がどのような方向性を目指しているかによって方向性を定め最適な収入の上げ方を選択することが大切です。

そもそも実績がなければ仕事は来ないんじゃないか?

未経験や実績がなくても仕事は受注できます。ただ、実績があったほうが圧倒的に仕事は取りやすいです。

しかし未経験の方は実績が全くない中で最初の仕事を獲得する必要があります。

この方法については

で詳しく説明しましたのでご覧ください。

とにかくチャレンジして自分に合った収入の得方を探そう。

まずはデザインで収入を得る方法がたくさんあるという事を知り、何が自分に向いているかチャレンジしてみることが大切です。

先に書いたらほとんどが金銭的なリスクのないことばかりです。しいて言えば何をやるにしても「時間」は消費してしまいますが、そこに費やしたことで経験と知識は得られるはずです。

たとえダメでも次はその経験と知識を一つの武器にして新たなチャレンジをし続けることが大切でしょう。

最後に重要なことを言い忘れました!デザインに必須のAdobe製品は最初に揃えておきましょう(笑)